よくいるヤツ。
「いやぁ子供の心って忘れたくないよね〜」
たいていこういう事を言うヤツは無邪気な俺っていいでしょ?的な上地雄輔みたいなのかちょっとアーティストを気取ったハイパーメディアクリエイター的なヤツのどちらかです。
本当の子供をなめるな!
最近はモンハンばかりで本なんて読んでないんですが2週間前くらい前に秋葉原のヨドバシの上にある本屋に行った時に衝撃をうけました。
こどもの発想。「コロコロバカデミー」ベストセレクション
ふと手に取ってこれを立ち読みしたら「ブハハハハハハ!」と誰が見ても気持ち悪い声で大笑いしてしまいました。それを見た回りの大人(俺と同世代くらい)が2、3人集まって来てこの本を手に取ってみんな大笑いした。
結局、その本を買ったのは俺だけ。
我が青春のバイブルコロコロコミックでやっていたコロコロバカデミーという読者投稿のハガキを本にしたものでコンセプトは
百点以上の〇点を取ろう!
よくある芸人の大喜利などでは比べ物にならない程の質の高いネタがたくさんありました。何個か紹介します。まずは俺が購入を決意したネタ。
◯あなたの考えたニックネームをつけなさい。
(ヤングムーチョ)
バッハを見た目で名前をつける。子供が考えたニックネームがヤングムーチョ。しかもこの写真を見てるとバッハよりもヤングムーチョの方がしっくりくるんですよね。
◯あなたの考えたニックネームをつけなさい。
(宝くじで人生終わった人)
幸せかと思いきや宗教や投資、募金などの勧誘で頭がおかしくなる人がいる。確かに終わって疲れた顔をしてる。
◯作曲家ベートーベンの代表曲を間違って答えなさい。
(どっかの駅の発車ベル)
もっと紹介したいのがたくさんありますが俺のお気に入りのヤツだけ紹介してみました。かなりレベルが高い。猿岩石の有吉がつけるあだ名も芸人の中じゃセンスがあると思いますがそれ以上のクオリティは確実にある。
これを編集した作者の人が書いてたのがかなり深いい話だったので投稿します。コロコロコミックの読者のほとんどが小学生。その中でも一番作者を感動させたのは
小学4年生
それより下は言葉が抽象的すぎるしそれ以上になると大人を意識した作為が入って来てしまう。
さらに言ってたのが子供は反社会的であったり下品な言葉を好む。その中でハガキで一番多かったのが
うんこ
しかも絶対にのせて!とか大人の事情を考慮しない無邪気さはすがすがしくさえありました。と書いてありました。
4ページに1つはうんこ、チンゲ、ちんこなどのネタがある。今、生きててこの言葉達を使うか?ほとんどの人が使わないと思います。
綺麗な人が「今日のウンコかっちかちでさぁ〜ケツから血が出るかと思っちゃたぁ〜」
と言われたら遠くには慣れた高値の花だった女性が身近に感じられて日本がもっと平和になるんじゃないでしょうか?
しかもこの企画をやっていたのが2000年くらいらしく俗にいうゆとり世代という人達です。確かにこいつ分かってねえなと思うのもいますがこんな素敵な回答を投稿してくる人達なら日本の未来は明るい。昔からのうんこちんこも失われていないしさらに新しい独創的な考えを出しているので団塊の世代とかよりも全然世界で勝負できるはずです。
くだらない本かもしれませんがこれを読んで俺は感動しました。会社の上司が「知識を入れる為に本を読め!」とか言ってきます。本は確かに知識が入って来ていいと思いますが「江戸時代はあ〜だった!」とか「東京のメシが一番うまい!」とか本で読んでガチガチに固まった話しかしない。江戸時代はどうだったとかもネタとしては楽しいですが今は平成。ヤングムーチョの方がよっぽどいい。
中二病は恥ずかしい。だけど子供の無邪気な心とある程度、勉強した知識が合わさりもの凄い力が発揮される小4パワーは社会に出ても活かされるはずです。
最後に言わせてもらうと以前も言いましたが俺の生の目覚めはエスパー魔美の画家のお父さんのモデルになっている時の魔美ちゃんのヌードです。あの時は若かった。
今日の1曲はFIRE BALLのDON'T LOOK BACKからやらないままで後悔もないぜ豪快に決めて爽快に行こう!を紹介します。何かファイヤーボールのメロディってSLに乗ってるような気持ちになる楽しいリズムのような気がします。こう修学旅行で行く時の電車やバスの中での友達同士でばか騒ぎしながら旅行に対するうきうき感を感じます。どのアルバムも素晴らしい。