9時に信濃町。
あの1万円札の人の大学病院へ。巨大な建物中にいる人がほとんどの人が体がぶっ壊れている…スタバがあったり入り口にATMがあったりまさに逆アミューズメントパーク。ついに…
抜歯
行ってすぐスッポンと抜いて終わるわけじゃない。
まずは受付。案内の女性から初心受付を案内される→初診受付→隣でカルテを受け取る。
ここまで30分。
しかも待ってる時におばあちゃんとおばさんとおじいちゃんの会話。
「本人は母乳で胸がはってると思ったらまさか乳がんだったなんて…2センチくらいあるのよ…」
凄く重たい…やだ…病院って独特の負の雰囲気がある。
ようやく口腔外科へ。
場所は3階。
…
…
…
迷った…
普通の病棟へ行ってしまった。
歩いてた病院の人を捕まえて案内してもらった。
ようやく3階に行きインターンぽい兄ちゃんに問診してもらう。次に偉そうなオッサンの問診。ようやく手術室に座ったと思ったら今度は俺は何かあっても責任とらないからね!的なのにサインをさせられる。
医者「他に何か質問ありますか?」
俺「今日って3本抜けますか?」
医者「へっ?今日は1本も抜きませんよ?」
俺「えっ?」
医者「誰か今日抜くなんて言いました?」
俺「はぁ?最初から行けばやってくれるっていうニュアンスだったんすよ!」
これだから大学病院は…この時すでに病院に着いてから2時間。会社休んでるのに何もなしで帰れるか!
医者「一応、聞いてみますけど普段はやらないですよ。予約の人もいるので…」
いいから聞け。
さらに待って「今日14時からならできるよ。」と言われたんで待つ事にしました。病院内を探検したり近くにある例の宗教の建物を見に行ったり。
歯ブラシが無いのでメシは食えない。
んで14時まで待ってようやく抜歯。
なげえ。
人間つうのは手に入らないと欲しくなるもの。最初は抜歯から逃げよう逃げようと思っていたのに、いざ抜歯ができないとなると抜いてくれ!という気持ちになる。
というわけで左下の親知らずを抜く。
最初は麻酔。
医者「ちょっと嫌な感じしますよ〜」
ものは言いようで「ちょっとチクッとしますよ〜」とか「ちょっと痛いですよ〜」と言われたら痛い!と思ってしまうのが嫌な感じと言われたので「嫌な感じがします。」としか言えない。
麻酔を打って15分くらい待った。
ようやく抜く。切開してマレットというトンカチみたいなのでぶっ叩いてひっこ抜く。
20分くらい抜こうとしてても抜けない。
テテレテン〜
助手「あっもしもし!」
医者「後にしろ!」
手術中に電話出やがった…
格闘する事、1時間半。
歯を割ってようやく抜けた。
時間がかかった理由は俺の歯は普通にはえてるんじゃなくて先がフックのように曲がっててひっかかっていて抜けにくくなっていたそうです。
変な所が頑丈な俺の歯。
手術も終わり外で待ってるとオバチャンが気持ち悪いものをみる目で俺を見る。
なんだこのババア???
また医者に呼ばれて理由が分かりました。
Tシャツ全体にダラダラよだれがたれてた…麻酔して口が緩くなって感覚がないのでよだれが垂れ流し状態でした。そりゃ気持ち悪いわ…
次の予約を入れて金を自動の清算機で払って薬をもらって帰る。
病院の外へ出てズキズキし始めた口に違和感を覚えて唾を吐いたら真っ赤…
普段、外で唾なんてはかないのにどんどん出て来てしょうがないからベチャベチャ血を吐き出しながら歩きました。
ドラマの喧嘩した後っぽくてちょっと楽しかった。
早く終わったらせっかくの有給休暇なので大昆虫博に行こうと思ったのにそれどころじゃなかった…メシ食うのもすげえ辛い。
舌で触ると糸の縫い目がわかる。糸ぬってひっぱられると魚って釣られる時こんな感じなんだろうな…と思いました。
今日の1曲はEnyaのPaint The Sky With Stars: The Best Of EnyaからOrinoco Flowを紹介します。なんかぬるいから聴きたくないと思っていましたがこの人のエピソードを聞いて凄いなと思いました。まず自分の曲以外の音楽を聞かない。他の音楽を聴くと影響されてしまうからだそうです。どっかのパクリばっかのバンドに爪の垢を煎じて飲ませたい。そして全ての楽器を自分で演奏して5年くらいかけてアルバムを作っていくそうです。毎月のように似た様な曲をバンバン出すような人達とは違う。さすがのエンヤオバサン。